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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | WLB制度のジレンマ |
内容 | 近年、日本政府のワーク・ライフ・バランス(WLB)を促進する動きが強まってきた。その要因として、人口減少下でも高い経済成長を達成する社会を作りたいという欲求が挙げられる。それを達成するためにWLBに取り組み、働く女性や高齢者を増やして労働力不足に対応しようという訳だ。そもそも、日本女性の結婚や出産を機に離職する女性の割合が大きく減ったかと言われればあまり以前と変わっていないというのが現状だ。それゆえ、「なぜ日本女性はWLB促進を図る制度を利用し長期的な働き方をしないのか」という疑問が生まれた。そこで、企業と女性労働者の二つの視点から、どのような問題があるのかを探った。その結果筆者の見解として、先の疑問に対して三つの理由を本論文で導いた。すなわち、①企業そのものに、WLB施策を整え、促進させようとする動きが少ないから②仕事と家庭の両立の不安や自分の手で子育てをしたいという願望が女性にあるから③職場でのストレスがあるから、である。 |
講評 | 政策レベルでのワーク・ライフ・バランス推進の動きと、女性労働の実態との間のズレがなぜ生じるかを考察した論文。多様な観点から検討が加えられている点は優れているが、ワーク・ライフ・バランス施策と実態とを結びつける理屈を展開できるとなおよかった。 |
キーワード1 | WLB(ワーク・ライフ・バランス) |
キーワード2 | 女性 |
キーワード3 | 結婚 |
キーワード4 | 出産・育児 |
キーワード5 | 女性活躍推進 |
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