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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2015 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 就活ファッションの変化とその要因―なぜ画一化されたのかー |
内容 | 就職活動のシーズンになると街は真っ黒のスーツを着た学生で溢れかえる。今や当たり前の光景と思われるが、過去にさかのぼれば、今とは考えられないほどの多様な色やデザインのスーツが着用されていることがわかる。なぜ近年になって就活の服装が画一化されたのだろうか。この疑問を解決するために、採用システムの変化や社会情勢の変化に着目して考察した。一見すると現代の学生たちは、過去の学生と比較して職業選択や将来のライフプランの幅が広がり、自由であるように思われる。しかし、実は多くの自由を得るということは、反面多くの不安を背負うことになる。また、就職難といわれる現代、学生の不安はより強いものになっているのだ。不安感が強まったことが根本的な理由となり、他に同調意識や依存意識の強まりといった要因が重なり合った結果、学生たちは画一化されたリクルートスーツに安心感を求めるようになったことが明らかになった。 |
講評 | 就職活動の際の服装が、時代とともに変化した理由を探ろうとした論文。多彩な文献情報と自ら行った聞き取り調査から議論を構築し、社会心理学の理論を援用して結論を導いたところは高く評価できる。全体の論理構成をもう少し洗練できるとなおよかった。 |
キーワード1 | 就職活動の服 |
キーワード2 | 採用システム |
キーワード3 | 画一化 |
キーワード4 | 不安 |
キーワード5 | 同調 |
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