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学科 産業関係学科
年度 2015
ゼミ名 三山 雅子
タイトル 甲子園球場のビール売り子~世間が注目する労働システム~
内容 販売という仕事について今回は研究する。その中でも今日、テレビ・SNSで特集され、世間から注目されているビール売り子に注目したい。特に各球場の中でも、甲子園球場のビールの売り子は注目を浴びている。甲子園球場には他球場からビールの売り子や関係者が研修に来ることも少なくない。甲子園球場のビールの売り子は重たいビールを女の子が一生懸命売っているから、世間から注目されていると感じている人は多いのではないだろうか。しかし、その背景には労働者が高いモチベーションを保ち続けることの労働システムがある。また、教育制度もその背景のひとつにある。一人ひとりの性格を判断し、性格やキャラに合った指導を行ってくれるのである。ヒントを与えてくれることによって、売り子は自分で考え実行する力も付き、モチベーションを保ち続けることが出来るのである。またこのような、労働者一人ひとりが高いモチベーションを維持し続けることのできる労働システムが、日本に浸透すると日本の労働者も仕事に対しての意識が上がり、日本全体がもっと活性化するのではないかと考える。
講評 今年も同じことを書かねばならない。圧倒的に卒業論文執筆にかける時間数が少ないと。もちろん執筆時間を長くかけたからといって、よい卒業論文を書けるとは限らない。しかし、卒業論文の水準は、やはりかけた時間に比例していた。最初に提出された、つまりもっとも早くからとりかかった学生の卒業論文が一番よかった。この学生とは、卒業論文をめぐって何度かやり取りをすることができた。だからこの本を読んでみたらとか、ワードの脚注機能を使うこととかに始まって、提出された原稿に赤を入れることができた。もちろんそれを参考に卒業論文を書き直してもらうのである。執筆にかける時間数が少ないと、このようなことができない。そうするとどうなるか。参考文献の数が少ないから、つまり他者の見解という砲弾の嵐をくぐり抜けていないから、その文献を肯定するにせよ、批判するにせよ、自己の意見を述べるにあたっての立論の根拠が薄弱になる。だから依拠した論者が崩れたら、こけてしまうような卒業論文にしか多くはならない。なぜ、このようなことになるのだろうか。現象的には旅行に行きたいからとなる。もちろんその気持ちはわかる。しかし、たぶんそれはほんとうの理由でない。考えること、そのために知らないことを知ることこそが未来の自分を守ることであると思われていないからのように、私には見える。どうしたらよいのか。けっきょくは溺れるまでは、わからないということなのか。しかし、わたしたちは何度も溺れてきたのではなかったか。難問である。
キーワード1 歩合給
キーワード2 労働システム
キーワード3 労働者心理
キーワード4 教育制度
キーワード5  
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