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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 中高年女性のパーソナル・ネットワーク―豊中市千里ニュータウンを例に― |
内容 | 本論文では、中高年女性のパーソナル・ネットワークに対して、都市度、住宅階層がどのような効果を持つのか分析した。20世紀から急速に展開されてきたパーソナル・ネットワーク研究だが、その多くは「都市度」との関連に焦点を当てたものである。だが、日常生活において、職業や性別、年齢など都市度以外の様々な要因もパーソナル・ネットワークに違いをもたらしているのではないだろうか。そこで、豊中市千里ニュータウン府営住宅の中高年女性を対象に郵送法による質問紙調査を行い、大阪市中央区、京都六原学区との地域間比較と、千里戸建・分譲マンション層との住宅階層間比較を行った。地域間比較では、都市度の差が曖昧な3地域であったものの、近隣、友人関係、ソーシャル・サポートなどにおいて違いがみられた。住宅階層比較では、戸建・分譲マンション層ほど他出子の居住地は遠方であることが明らかとなった。さらに、中高年女性のネットワークにおいて他出子が重要な役割を担い、息子より娘にサポートを求める傾向も見られた。 |
講評 | 今年の卒論は、昨年度に比べて全体として優秀なもの(6つ)が多かったように感じています。 特に、先行研究もある程度参照出来ていて、インタビューと量的調査の両方駆使して、実証研究をした(5つ)ものもあり、読み応えのある論文がありました(5つ)。 そのうえで気になった点を以下に書きます。 ①先行研究の読み込みが不十分であり、それを踏まえた論旨の展開が弱い論文があった(4つ)。 ②それは、夏休み前に提出する春学期のレポートが不十分なためだといえます。 ③限られた時間で分析を行わなければならないときに、どの論点に絞るかについて、十分に検討できていない論文があった(3つ)。 ③一つの文章が長すぎるものがあり(6つ)、それぞれの文章を短くして簡潔な文章を書くようにしましょう。 ④殆どの論文で、節が長すぎるものがあり、もっと小まめに改行したほうが、読み手には分かりやすいと思います(7つ)。 ⑤スタイルガイドをよく参照出来ていないものもありました(2つ)。 |
キーワード1 | パーソナル・ネットワーク |
キーワード2 | 都市度 |
キーワード3 | 住宅階層 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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