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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 未婚・晩婚化の背景―若者のライフコースの選択― |
内容 | 近代日本では、未婚・晩婚が進行しているように、結婚の制度、家族の形は変化している。それらの変化は人々のライフコースに大きな影響与えた。そして現代のライフコースの特徴は、自身の選択の可能性が高まり多様化されたことだと言われている。では、現代の若者はとりわけ結婚に関してどのような意識を抱き、どのようなライフデザインを描くのか。そこで、未婚の男女にアンケート調査を行った。大学生と社会人を比較すると、ライフコースの中で「就職」は若者の価値観が大きく変わる岐路であり、様々なリスクや現実を知り結婚に対する意欲が遠ざかることが明らかになった。男女を比較すると、結婚に求めるものにすれ違いがあり、特に女性において理想と現実の差は大きいことが分かった。ライフコースは多様化し、また個人に与えられた選択肢も多様化したとされるが、本当に自分で人生を自由に選択できる社会なのだろうか。未婚・晩婚化は、単なる社会現象にとどまらず、「結婚と家族をめぐる社会の見直し」を突きつけているのではないか。 |
講評 | 今年の卒論は、昨年度に比べて全体として優秀なもの(6つ)が多かったように感じています。 特に、先行研究もある程度参照出来ていて、インタビューと量的調査の両方駆使して、実証研究をした(5つ)ものもあり、読み応えのある論文がありました(5つ)。 そのうえで気になった点を以下に書きます。 ①先行研究の読み込みが不十分であり、それを踏まえた論旨の展開が弱い論文があった(4つ)。 ②それは、夏休み前に提出する春学期のレポートが不十分なためだといえます。 ③限られた時間で分析を行わなければならないときに、どの論点に絞るかについて、十分に検討できていない論文があった(3つ)。 ③一つの文章が長すぎるものがあり(6つ)、それぞれの文章を短くして簡潔な文章を書くようにしましょう。 ④殆どの論文で、節が長すぎるものがあり、もっと小まめに改行したほうが、読み手には分かりやすいと思います(7つ)。 ⑤スタイルガイドをよく参照出来ていないものもありました(2つ)。 |
キーワード1 | 個人化 |
キーワード2 | 家族の変容 |
キーワード3 | ライフデザイン |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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