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学科 社会学科
年度 2016
ゼミ名 小林 久高
タイトル コミュニケーションツールとしてのラーメン
内容 「店でラーメンを食べること」がブームだ。人気ラーメン屋に長蛇の列ができることはもはや当たり前である。ラーメンは日本人の国民食と言っても誰も違和感を抱かないだろう。本稿では、このラーメンブームがいつからどのようにして、なぜ始まったのか整理する。
ラーメンの良さは①多様性②特別感③親近感④依存性である。本稿ではこれに加えて、店で食べるラーメンはコミュニケーションという特徴があると分析した。例えば、客のアドバイスが店の味を創ることがある。店同士のコミュニティは、ラーメンの味に地域性をもたらす。
そこで重要な役割を担っていたのがSNSである。ラーメンはTwitterやFacebookといったSNSに投稿するのに格好のネタになる。SNSの台頭により、客側はより話題性のあるラーメンを追い求め、店側は新規出店が多いラーメン業界でなんとか人目に留まろうと模索するようになった。SNSは今後も、ラーメンのユニークさ・斬新さを求める風潮を加速させるだろう。
さらに、ラーメンはコミュニケーションツールとして利用されている。味に多様性があり、値段が安く気軽に人を誘える。オフ会や婚活など、ラーメンの名を借りて、これからも新たな人間関係が構築されていく。
講評 2次資料の検討とインタビュー等によって構成されている。筆者の本論における目的に対して忠実に邁進しており、議論や研究方法にも筆者の並々ならぬ情熱を感じる。好きなものを仕事にする、とはこういうことなのだろう。
キーワード1 ラーメン
キーワード2 コミュニケーション
キーワード3 SNS
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