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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 規範に対する意識 ―ルール史上、内部志向、他者志向― |
内容 | 本稿では、規範に対する意識について取り上げている。規範を守ることは大事だというのは社会の共通認識だが、無条件に従う人もいれば、このような決まりには従いたくないと破る人もいる。規範に対する意識の類型には、ルールを守るために自分をも犠牲にする「ルール至上型」、我が道を行く「内部志向型」、周りに合わせて最適な行動をする「他者志向型」が存在すると考えた。学生への意識調査で、それぞれの類型ごとの平均の差から見える違いを述べている。また、規範に対する意識の類型とは別に、逸脱についても取り上げ、統制強化による逸脱認知の増加と逸脱の定義の拡大の問題を上げた。規範を守ることは社会で生きていく上で必要不可欠なことであるが、無条件に従っていては、次々と生まれる規範によって我々の生活は息苦しいものになっていく。各々が規範の意義について考えて、異論を述べる必要性を考慮することが重要である。 |
講評 | 序盤に問題の前提がひととおり述べられ、その後計量分析から議論を展開している。データで示されている類型ごとの傾向は興味深い。逸脱の議論の組み込みをもう少し工夫すれば、さらによくなる。 |
キーワード1 | 社会規範 |
キーワード2 | 逸脱 |
キーワード3 | 同調 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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