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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 現代童貞の精神 |
内容 | 「人はみな、童貞で生まれてくる」などと言えば、多くの人は「何を言っているのか」と思うに違いない。しかし、ある時代には童貞という言葉には性別を問わずに使われている時代があった。我々は「童貞」についてあまりに無知である。本研究の目的はこの「童貞」というものの正体を明らかにすることである。 本稿ではまず、澁谷知美の研究を基に、「童貞」という言葉がどのように議論されてきたかを明治期の貞操論争から、現代における「恥ずかしいもの」としての童貞へとどのような変遷をたどってきたかを整理する。そして、童貞たちのインタビューをもとに、彼らが童貞を語るうえで切り離せない「恋愛」と「結婚」、「性交」に関してどのようなことを考えているのかを分析した。本稿はあまり公に語られてこなかった、現代の童貞が抱える恋愛と結婚への羨望にスポットライトをあてて、戦後の週刊誌を中心とした娯楽に依る言説の中で滑稽なものとして扱われてきた「童貞」像が既に過去の遺物と化していることを示すものである。 |
講評 | インタビューをもとにした論文。時間がない中で書き上げられたものだが、完成度は決して低くない。結論について異論はないが、時間をもっとかければさらに良くなるだろう。 |
キーワード1 | 童貞 |
キーワード2 | 恋愛 |
キーワード3 | 結婚 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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