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学科 社会学科
年度 2016
ゼミ名 MILOS DEBNAR
タイトル 日本から考える人の国際移動
内容 日本においても人の国際移動や移民について多くの先行研究が残されてきた。しかしそれらは「移民の送り出し」もしくは「移民の受け入れ」のどちらか片方に焦点をおいた研究である。本稿は日本における国際移動を現代から過去に至るまでの「送り出し」と「受け入れ」の両方から捉え、その研究の有用性の可能性を示す。まず前半で国際移住についての先行研究と今までの国際移住の傾向・性質をまとめた。後半で、日本を中心とした現代の国際移住者についての傾向・性質をインタビューと文献から分析を行った。またこれらの研究にあたって、今まで移民研究で焦点をあてられてきたアジア系の国だけでなく、日本と相互に移住者のやりとりが増加してきた欧州諸国に焦点をしぼり研究をすすめた。グローバル化が多元化する中、多くの課題を持つ日本においてこのような国際移動の実態をつかむことの重要さを本稿で少しでも示せたらと思う。
講評 日本を事例にし、国際移動を双方向で検討した論文である。データとして、そのような移動を経験した人にインタビューを行った。日本からの移出民と日本へ入ってくる移入民を同時に検討・分析する点は興味深い。その一方で、課題も多々残され、データの質と分析をより追求することが可能だろう。先行研究と研究目的のずれ及び後者の工夫も課題として残された。
キーワード1 グローバル化
キーワード2 日本人の国際移住
キーワード3 日本への国際移住
キーワード4  
キーワード5  
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