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学科 社会学科
年度 2016
ゼミ名 MILOS DEBNAR
タイトル SNSにおける現代的流行の可能性―「WEAR」とファッション専門誌を比較して
内容 衣服における流行は周りの人と同じような自分でいたいのか、あるいは周りとは違った自分でいたいのかという心理に働きかけてきた。その要求に指標を与えてきたのが映画やファッション専門誌などのメディアであった。しかし今日において情報技術の発達によって現代人の感覚に変化がもたらされ、人とつながっていたいという要求にSNSが応えるという社会になった。そこで生み出されたのが「WEAR」であり、自分のコーディネートを投稿し、それを利用者が評価することで応えている。個人の意思を反映する「WEAR」が従来の流行の仮定、つまりはメディア先導の流行とは違った流行を生み出すのではないかと思われたが、ファッション専門誌と「WEAR」におけるランキングの比較を行った結果、ファッション専門誌が「WEAR」を内包しているという図式が明らかになり、現段階では従来通りの流行の過程に変化はなかったという結論に至った。
講評 ファッション、とりわけ流行の仕組みに社会学的な観点から注目し、スマホのアプリを利用した流行の可能性を検討した論文である。常識と反して、このような利用者からの流行りが最終的に多様性にも独創性に欠けているという結論が興味深い。
キーワード1 ファッション専門誌
キーワード2 流行
キーワード3 WEAR
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