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学科 社会学科
年度 2016
ゼミ名 MILOS DEBNAR
タイトル グローバル企業がローカル地域に進出する意味
内容 1990年代前半から加速したグローバル化によって地球規模で人・金・モノの流れが凝縮し、それは経済だけでなく文化にも影響を与えた。そして2015年、コーヒー文化を持つ鳥取県にスターバックスが日本最後の進出を果たした。このことから、元々コーヒー文化を持つ鳥取県にスターバックスが進出する意味・価値について考えた。結果、鳥取県でスターバックスが持つ価値は、アメリカ発・世界中で人気の店で、他のコーヒー店にない味を都会的な空間の中で楽しめることだと考えた。さらに、スターバックスが人気のグローバル企業であることよって、そのロゴにも価値が見出されていた。次に、鳥取県でスターバックスが持つ意味は、コーヒーショップでなく「スタバ」という別のジャンルであるため、地元のコーヒー店との共存が出来ているようだった。しかし、スターバックスの都会性による均一化によって、鳥取県のなにもないという個性をなくしてしまったと考える人もいる。グローバル企業は、進出するローカル地域を均一化して完全に変えるのでなく、新たな文化として広がることでローカル地域に適応することが求められるだろう。
講評 グローバル企業の進出と地域にある文化に関する論文である。企業が提供している商品とそもそも地域にあった文化が共存できるようなパターンを、鳥取県とスターバックスの事例で紹介する点が面白い。ただ、分析的にも概念的にもまだ改善する余地がある。
キーワード1 グローバル化
キーワード2 付加価値
キーワード3 共存
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