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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | MILOS DEBNAR |
タイトル | 高齢社会先進国の「格差」と働く「生きがい」 |
内容 | 本稿では、少子高齢化に伴う人口の変動の影響による、所得格差と不平等に焦点をあてている。そして、全ての年代のなかで格差が大きく、不平等であるのは高齢者だということを明らかにした。年金だけでは暮らせていない人がいて、定年を超えても働きに出る必要がある人が多く存在するのが日本の現状なのである。しかし、世論調査などでは、2番目に多い回答に「生きがい」を理由に働きに出る人がいることが分かった。 そこから、果たして働きに出る理由は経済的な理由だけであるのかということを疑問に思いインタビュー調査を行った。調査は3名に行った。「なぜ働くのか」という問いに対して、もちろん経済的な理由も返ってきたが、そのほかに「ストレスの解消」、「シャキッと生活するため」、「長年やってきた仕事を辞めるのは寂しい」などの答えが返ってきた。これらの回答は、まさしく「生きがい」につながっていると筆者は考える。この結果から、仕事をするということは「生きがい」につながる傾向があり、経済的な理由にならんで高齢者にとっては仕事をすることは重要であることが分かった。 |
講評 | 高齢者と退職後の労働に関する論文である。退職後も労働をし続けることが経済的要因に加え、「やりがい」やほかのことからの解放のためにも行われている点を、インタビューを通して主張する。インタビューの幅と数をさらに増え、経済的な要因とほかの要因との関係をより深く考察することが課題として残されている。 |
キーワード1 | 格差 |
キーワード2 | 貧困 |
キーワード3 | 生きがい |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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