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学科 | メディア学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 渡辺 武達 |
タイトル | メディアの発達と情報収集の変化-「旅行」を中心に考える |
内容 | 日々の疲れや気分転換をする際、人々が考える娯楽要素の代表的なものの一つに「旅行」が挙げられる。旅行は昔から人々に好まれ、その時代ならではの旅行スタイルがあったのではないかと考える一方、社会背景と深い関係があるという仮説を立てた。そのため本研究前半では、旅行出版の変遷と社会背景の関係性・旅行情報の変化について「昭和と平成」を中心に分析を行った。 しかし昭和から平成へと時代は進んでいるにも関わらず、不景気の時には旅行出版物などを手に取り、“行った気分を味わう”といった点は、昔も今も変わらない現象である。この現象から、多くの人々は旅行出版物やテレビなどのメディア媒体を利用し、旅行の情報を収集したり行った気分を味わっていることが推測できる。そのため後半ではメディア媒体と地域のイメージの関係性について分析を行った。検証では京都を扱い、メディア媒体における京都の描き方についてテレビ番組やCMの分析を行い、描き方の特徴や京都観光の現状について考察した。 以上のような構成で、本論文では、「時代の変化と旅行スタイルの関係性」と「京都のイメージおけるメディア媒体との関係性」という二点を考察した。 |
講評 | 私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しているが、おおむね現代社会のメディア状況を分析するという視点だけは整ったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動とそれを背後から操る社会内在的論理に肉薄し、生命の長い文章にまとめる努力の結果が反映された卒論が書けるように指導していきたい。 |
キーワード1 | 京都 |
キーワード2 | 訴求力 |
キーワード3 | 旅行情報 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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