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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 社会的養護施設における被措置児童等虐待防止のために―「準虐待」に焦点をあてて― |
内容 | 今日の日本では、社会的養護施設における職員による被措置児童等虐待の防止に向けた施策が多くなされている。しかし、毎年その発生が報告され、2009年から2013年までの5年間での合計数は、184件に達している。児童の回復と成長を目指すという社会的養護の理念に照らして、被措置児童等虐待は、徹底した防止が図られるべきである。 第一章では、日本という国の「児童虐待」への基本的な姿勢を把握するため、最も多数の児童が暮らす場であり、また施設内虐待より古くから課題とされている、家庭における虐待に関わる事項を概観した。第二章では、施設における虐待にまつわる基本的な事項の把握と、さらにこの分野における先行研究の整理をした。第三章では、施設における虐待の防止に有効だと考えられる「準虐待」という概念について論じ、その観点からいくつかの提言を試みた。 |
講評 | 「社会的養護施設における被虐待児童防止のために-「準虐待」に焦点を当てて-」福祉実習に行ったことを契機に養護施設における職員の支援の在り方に関心を持った論文である。そして、虐待について調べる中で、明確に子どもを傷つける「虐待」以外にも「準虐待」と言える関わりがあることに気づき丁寧に考察を進めている。この論文の特徴は多くの先行研究を丁寧に読み整理していることにある。その上で準虐待防止のための諸策を提言している。 |
キーワード1 | 被措置児童等虐待 |
キーワード2 | 準虐待 |
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