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学科 社会福祉学科
年度 2016
ゼミ名 黒木 保博
タイトル スポーツ指導の場での体罰は必要か
内容 体罰が起こる原因として、指導者は過去の実体験を元に自信の生徒にも同じ指導法が効果的であるという認識があり、体罰という指導法をとってしまう。また生徒側としては、幼い頃からスポーツをし、勝ち負けを競い合うことで「勝ってなんぼ」の精神がつく。そのため多少の体罰でも当たり前に耐えようとする傾向がある。そしてそれ以前にスポーツには人々を攻撃的にさせる特徴がある。普段温厚な人でも、スポーツをすると熱が入り、攻撃的な言葉や孝堂になってしまうのである。そういったスポーツの攻撃性というのも体罰に密接に関係していることが分かった。体罰をなくすためには体罰がどこからなのかという曖昧さをなくすと同時に指導者への指導が必要になってくると考えた。
講評 黒木ゼミでは卒業論文発表会を実施している。2017年1月7日土曜日、9時20分に新町尋真館41番教室に集合し、オリエンテーションの後、9時40分から一人20分の持ち時間で17時まで実施した。この目的は、1)卒論提出者はもう一度卒論を見直して、まとめ、自己評価をすること、2)ゼミでは相互に発表し合い、質問し合ったが、最終的に相互評価をしてみること、3)3回生は4回生の発表を聞くことで、質問することで、卒論作成におけるテーマ設定の難しさ、文献収集の重要性等を具体的に理解できることである。
この発表会には大学院生、卒業生も出席して質問やコメントをしていた。その後、3,4回生、大学院生、卒業生47人が集まり、打ち上げを行った。

18人の発表が終わり、最後にTAからのコメントと黒木からのコメントをした。
1, 例年通り「準備」は二極化した。専門演習クラスにおける卒論作成発表準備取り組み(文献収集、発表内容、レジュメ内容)からの評価となる。準備に時間、エネルギーを費やしていく卒論作成への熱意、積極性に大きな差が出てきた。
2, 着目点のユニークさ、面白さ等から、各自の問題性、課題性が理解できた。今年度は約版数が高齢社会に関するテーマであったが、内容には各自の着目点(視点)が出ていた。
3, 毎年指摘しているが、コツコツと時間をかけ、取り組んでいる卒論は、読んでみればすぐに理解できる。章立てや内容展開等の構成力もしっかりとしており、読み応えがあるものであった。
4, 卒論作成にあたっては、実習体験、見学での参与観察、インタビュー調査等を基礎にすることを奨励している。しかし、現場・現地にも行かずWEB情報を駆使して理解した、わかった(つもり)と思って書いた内容には当然に「格差」があった。
5, つまり、卒論作成のねらいをよく理解して、自分に厳しく、自分を鼓舞して卒論作成に取り組んだ人と、できるだけ自分との戦いを後回しにして「小手先」で書きあげた卒論は自ずと訴える内容に違いが出てきたと思われる。
 
最後に、ゼミ生にこまめに文献指導や作成助言をしてくれたTAのM氏に感謝したい。
キーワード1 スポーツの攻撃性
キーワード2 指導者の間違った認識
キーワード3 勝てるノウハウ
キーワード4  
キーワード5  
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