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学科 メディア学科
年度 2008
ゼミ名 渡辺 武達
タイトル インターネットにおいて形成される“コミュニティ”の研究
内容 今やインターネットはひとつのメディアとして、私たちの情報源の一部となっている。そのインターネット上では、共通の目的を持つ者が集まった“コミュニティ”が形成されている。その“コミュニティ”は到る所で出来上がり、多くの人々に情報を与え、彼らの考えや行動に影響を及ぼしている。そして、昨今では、その“コミュニティ”が原因となった事件が起こり、社会問題となっている。秋葉原無差別殺傷事件の犯人がインターネットを心の拠り所としており、インターネット掲示板上で犯行予告を行っていたこと。そして、それ以後に頻発した、掲示板に犯行予告を書き込むという模倣事件。学校裏サイトの問題や、ブログ・プロフが原因となって起こる事件。それら全てにインターネットの“コミュニティ”が関係しているのである。
私はメディアとしてのインターネットを否定するつもりはない。しかし、インターネットの利用は危険を伴っているということは事実なのである。メディアが社会を作るのは事実だが、その質もまたメディアによって影響を受ける。そうした立場から本論では現代の新しい“コミュニティ”の問題について言及した。
講評  私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しているが、おおむね現代社会のメディア状況を分析するという視点だけは整ったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動とそれを背後から操る社会内在的論理に肉薄し、生命の長い文章にまとめる努力の結果が反映された卒論が書けるように指導していきたい。
キーワード1 インターネット
キーワード2 コミュニティ
キーワード3 社会問題
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