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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 黒木 保博 |
タイトル | 「高齢者の経済活動の重要性について」?いろどりの事例を元に考える? |
内容 | 2025年問題を抱える日本は少子高齢化等の影響を受け、労働人口減少が懸念されている。それに伴う高齢者の貧困率や所得税等における税制収入の減少も社会問題となっている。そこで新たな労働力としてのキーパーソンである高齢者の存在に焦点を置き、多方面から高齢者の経済活動の有用性について考察したい。その例として、本論文では筆者の出身地でもある徳島県上勝町にある「株式会社いろどり」をケース事例として挙げる。いろどりとは、山間部にある山を利用して、つまものの生産を主として行なっている第三セクターのことである。その大半が高齢者と女性の労働力によるものである。高齢者が生きがいを持って生涯現役で働くための環境作りとその維持可能性について本論文を通して多角度から述べる。 |
講評 | 黒木ゼミでは卒業論文発表会を実施している。2017年1月7日土曜日、9時20分に新町尋真館41番教室に集合し、オリエンテーションの後、9時40分から一人20分の持ち時間で17時まで実施した。この目的は、1)卒論提出者はもう一度卒論を見直して、まとめ、自己評価をすること、2)ゼミでは相互に発表し合い、質問し合ったが、最終的に相互評価をしてみること、3)3回生は4回生の発表を聞くことで、質問することで、卒論作成におけるテーマ設定の難しさ、文献収集の重要性等を具体的に理解できることである。 この発表会には大学院生、卒業生も出席して質問やコメントをしていた。その後、3,4回生、大学院生、卒業生47人が集まり、打ち上げを行った。 18人の発表が終わり、最後にTAからのコメントと黒木からのコメントをした。 1, 例年通り「準備」は二極化した。専門演習クラスにおける卒論作成発表準備取り組み(文献収集、発表内容、レジュメ内容)からの評価となる。準備に時間、エネルギーを費やしていく卒論作成への熱意、積極性に大きな差が出てきた。 2, 着目点のユニークさ、面白さ等から、各自の問題性、課題性が理解できた。今年度は約版数が高齢社会に関するテーマであったが、内容には各自の着目点(視点)が出ていた。 3, 毎年指摘しているが、コツコツと時間をかけ、取り組んでいる卒論は、読んでみればすぐに理解できる。章立てや内容展開等の構成力もしっかりとしており、読み応えがあるものであった。 4, 卒論作成にあたっては、実習体験、見学での参与観察、インタビュー調査等を基礎にすることを奨励している。しかし、現場・現地にも行かずWEB情報を駆使して理解した、わかった(つもり)と思って書いた内容には当然に「格差」があった。 5, つまり、卒論作成のねらいをよく理解して、自分に厳しく、自分を鼓舞して卒論作成に取り組んだ人と、できるだけ自分との戦いを後回しにして「小手先」で書きあげた卒論は自ずと訴える内容に違いが出てきたと思われる。 最後に、ゼミ生にこまめに文献指導や作成助言をしてくれたTAのM氏に感謝したい。 |
キーワード1 | 町おこし |
キーワード2 | 高齢者 |
キーワード3 | 自立 |
キーワード4 | 生きがい |
キーワード5 | 経済活動 |
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