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学科 社会福祉学科
年度 2016
ゼミ名 上野谷 加代子
タイトル 共生ケアの実践の視点から明らかにする、利用者主体の認知症ケア
内容 現在、国では住み慣れた地域で認知症ケアをすすめようとしており、地域にあり、自宅から通うことのできる通所介護施設は、認知症ケアで大きな役割があると考えられている。しかし、年々増加する施設の一方で、ケアの質についての議論は表に出ることが少ない。そして、実際の介護の現場では、介護者視点のケアが課題となっている。本論文は、これらに対し、認知症ケアの前線ではどのようなケアが行われており、さらに利用者主体の実践について考える。
第一章で問題意識を明らかにし、第二章では認知症の人の現状や富山型デイサービス「このゆびとーまれ」で行われる共生ケアの実践を考える。第三章では、ケアという大きな枠組みから認知症ケアにおいて大切だと考える要素を整理し、現代におけるケアの手法も合わせて、共生ケアとの関係性について考察する。第四章では、共生ケアの効果を明らかにし、利用者主体のケアについて述べる。
講評 本論文は、住み慣れた地域で認知症ケアをすすめたいとの問題意識から、実際の介護現場における介護者視点のケアに対し、認知症ケアの前線ではどのようなケアが行われているのか、利用者主体の実践とはどのようなものかについて、述べている。
認知症の人の現状や富山型デイサービス「このゆびとーまれ」で行われる共生ケアの実践を考え、認知症ケアにおいて大切だと考える要素を整理し、現代におけるケアの手法も合わせて,共生ケアとの関係性について考察している。共生ケアの効果を明らかにし、利用者主体のケアについて論じている。
本論文は、利用者主体にこだわり、今後の認知症ケアのありようを、広義の概念である「ケア」から、論じている。大学院での更なる研究が望まれるが、問題意識は鮮明であり、今後に期待したい。
キーワード1 認知症ケア
キーワード2 利用者主体
キーワード3 富山型デイサービス
キーワード4 共生ケア
キーワード5  
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