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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 上野谷 加代子 |
タイトル | インクルーシブ教育の福祉教育としての有用性 |
内容 | 岡村重夫は、住民の社会福祉に対する理解を深めるための教育、すなわち福祉教育が必要であると述べているが、現在の福祉教育は学校における福祉教育と地域を基盤とした福祉教育の二つが分断されている。これが総合的な学習の時間における車いす体験のプログラムの実践へとつながった。しかし、地域社会とのつながりの希薄化が進む日本社会では、地域と学校が協働した福祉教育が求められている。なぜなら、地域にはその地域で暮らす上での生きづらさを、子どもたちにリアルに伝える資源に溢れているからだ。本論文では、インクルーシブ教育が地域のつながりを創り出すきっかけになりえるかというテーマについて論じる。 |
講評 | 本論文は、インクルーシブ教育と福祉教育の共通性と違いについて述べ、住民の社会福祉に対する理解を深めるための教育、すなわち福祉教育の必要性について述べたものである。現在の福祉教育は学校における福祉教育と地域を基盤とした福祉教育の二つが分断されていることが問題であると指摘し、総合的な学習の時間における体験のプログラムの実践を、地域と学校が協働した福祉教育として展開することを求めている。本論文では、インクルーシブ教育が地域のつながりを創り出すきっかけになりえるかというテーマについて論じている。 本論文は、地域福祉推進のかなめでもある福祉教育のありようについて、自身の体験をふまえて、これからの子供たちへのエールを送るためにも福祉教育を学校と地域との共同実践として実施するようにとの願いから論じられたものであり、非常に優れた論文である。 |
キーワード1 | インクルーシブ教育 |
キーワード2 | 福祉教育 |
キーワード3 | 社会福祉協議会 |
キーワード4 | 家庭・地域の教育力の向上 |
キーワード5 | 総合的な学習の時間 |
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