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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 野村 裕美 |
タイトル | 法制度から考える障害児者の人権―障害を理由とした不当な差別をなくすために― |
内容 | 本論文では、障害者の権利に関する条約と障害者差別解消法を軸に、あらゆる障害のある人を対象として戦前から戦後、現代の障害者福祉に関する法制度、実際の差別事例を調べた。まず第一章では、戦前から戦後、今日にかけての障害者福祉の歴史を中心にどのように変化していったかを具体的に取り上げ、理解を深めた。第二章では、障害者の権利条約と障害者差別解消法について、それぞれの内容を理解し、制定の意義を検証していった。第三章では、当事者から寄せられた差別事例や差別をきっかけに起きた判例などについて述べていった。事例については、教育における差別を主に取り上げた。 |
講評 | 本論は、筆者の家族が直面している福祉的課題をきっかけにまとめられたものである。障害児者をめぐる法制度の変遷を歴史的にたどり、個々の制度を整理した。また、近年の特徴的な動向をまとめた。評価すべきは、筆者の本課題における家族としての問題意識を、裁判等の判例をいくつも読み込み、具体的な差別事例をみつけ、解説できた点にある。見た目にはわかりにくい障害が起因する社会の側の無関心や差別意識を浮き彫りにすることができた。 |
キーワード1 | 障害者福祉 |
キーワード2 | 障害者権利条約 |
キーワード3 | 障害者差別解消法 |
キーワード4 | 差別事例 |
キーワード5 | 法制度 |
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