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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 伊藤 高史 |
タイトル | Twitterにおける実況文化とその背景 |
内容 | 近年、Twitterのトレンドにその日行われているテレビ番組名や番組内での発言が入らない日はほとんど無い。そのトレンドを辿ると、多くの人がテレビを見ながら感想を投稿していることが分かる。その行為は「実況」と呼ばれ、日本では特にTwitter上で盛んに行われている。多くのSNSが存在する中でもなぜ日本人はTwitterを好み、実況するのか。スポーツ中継などとは異なる個人の発信で行う実況を何のために行っているのか。本論文では、実際の実況ツイートを分析することで、テレビ番組に関してリアルタイムで行われる実況について論じていく。その分析結果から、匿名性とリアルタイム性の強いTwitterが日本人にフィットしており、人々は「孤独ではないという安心感」を求めて実況をしていると結論付けた。また、その「リアル」な欲求は時代と共に媒体が変わっても、擬似的なコミュニケーションに影響し続けると考えられる。 |
講評 | twitterは指導教員にとってなじみのあるツールではなく、twitterの「実況」をテーマにすると聞いたときは、教員としてもちょっと不安になりました。卒論の進行具合も、twitterや「実況」とは何か、ということを一般的に説明することのほかは、なかなか先が見えず心配しておりましたが、最終的には、NHK放送文化研究所の先行研究をうまく利用して、実際に行われたtwitter上の「実況」を具体的に分析して、卒論をまとめてくれました。率直に申し上げて、想像以上に「学術論文」らしい卒論となりました。先行研究に基づいて、自分なりに実証研究をして、twitterで実況する人々の動機について「孤独でないという安心感を求めている」という明快な結論を導いたことは高く評価できます。 |
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キーワード2 | 実況 |
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