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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 伊藤 高史 |
タイトル | マンガ表現規制 悪書追放運動の経過と現在の表現規制 |
内容 | 本論文は1950年代に日本で巻き起こった「悪書追放運動」を中心に、マンガの規制について論じるものである。本論文は、表現の自由の法的根拠、あるいはその限界を確認することから始めている。悪書追放運動の項では、複数の書籍や当時の新聞記事を参考に運動の展開を分析。既婚女性を中心とする民間団体から起こった運動が、メディア、業界、警察と影響し合うことで大きなムーブメントとなったことが分かった。また、表現規制の動きには業界側の自主規制が大きな役割を果たしており、自主規制団体、規制コードについても調査した。悪書追放運動の具体例の項では、滋賀県の少年センターで行った聞き取り調査を基に「白ポスト」について論述した。後半では現在の表現規制として、児童ポルノ禁止法にまつわる議論にも触れ、中央立法による表現規制が何を意味するのかという記述で論を締めくくった。 |
講評 | マンガの表現規制の日米比較をやってみたい、ということが、もともとの問題関心だったと思います。それだけでは文献研究にしかならず、英語の文献も十分に読みこなせないとなるとあまり興味深い論文をかけないということから、自分なりに日本でのテーマを探して実地調査をして、卒論をまとめてくれました。 |
キーワード1 | 漫画 |
キーワード2 | 表現の自由 |
キーワード3 | 表現規制 |
キーワード4 | 悪書追放運動 |
キーワード5 | 児童ポルノ |
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