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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 伊藤 高史 |
タイトル | スポーツと賭博の関係性 |
内容 | 本論文の目的は、まず、違法賭博で問題となったスポーツの事件を分析することで、問題点を明らかにし、解決策を考えることである。次に、大学生のアスリートを対象にしたアンケート調査を用いて、スポーツの真剣勝負とギャンブルでの勝負がイコールなのか、またスポーツの世界には賭博が広がる温床があるのかについて考察することである。事件を分析した結果、賭博とスポーツが密接に関わると、選手生命に重大な悪影響をもたらすことがわかった。筆者は、その責任は実際に賭博をした選手自身に一番あるが、解決するためには選手の管理者や、メディアも同様に責任があることを認識し、そのうえで解決策を講じる必要があると考察した。アンケート調査では、アスリートがスポーツとギャンブルの勝負をイコールと考えているという結果は出なかったものの、「賭ける」ことが日常となっていることがわかり、スポーツの世界には賭博が広がる温床があると結論付けた。 |
講評 | 著者の友人のアスリートが賭博によってオリンピック出場を逃したことをきっかけにして、賭博とアスリートの関係がテーマとして選ばれました。賭博やギャンブル依存症についての一般的な説明や、アスリートの賭博が社会問題化した過去の事例の紹介にとどまらず、みずからが所属する体育系クラブでの人脈を活用してアンケート調査を実施した結果、卒論にオリジナリティが生まれました。卒論として扱うには簡単なテーマでなかったと思いますが、よく頑張ってくれたと思います。欲を言えば、アンケート調査の質問項目を設定するにあたり、もう少し多面的に設問すると、考察がより深まったかもしれませんが、全体的には、ギャンブルという身近で恐ろしい問題について実証的に取り組んだよい卒論となりました。 |
キーワード1 | 賭博 |
キーワード2 | ギャンブル依存症 |
キーワード3 | 八百長 |
キーワード4 | 賭博が広がる温床 |
キーワード5 | 責任 |
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