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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 中谷 聡 |
タイトル | 環境広告の比較研究―2009年と比較した2016年現在の環境広告のCM分析― |
内容 | 2009年の環境広告のCMについて分析を行った先行研究と同様の分析項目で、2016年現在の環境広告のCMを分析し比較した。分析対象の環境広告のCMは、東証一部上場企業でHPに環境広告のCMの掲載がある22つのCMとした。また、分析項目は登場人物の有無・有名人の有無・無名の人の有無・子どもの有無・動物の有無・カット数・ディゾルブ数・文字のあるカット数・視点の動かないカット数・描写対象が動かないカット数・自然描写が大部分を占めるカット数・音楽の有無・歌詞の有無・音声(ナレーション)の有無の14点である。その結果、環境広告のCMにおける人物についての6項目中4項目で先行研究から変化があった。次に、環境広告のCMにおける映像技法の6項目中、先行研究から変化があったのは2項目だけであった。最後に、環境広告のCMにおける音楽についての2項目では、どちらも先行研究から変化がなかった。今回分析し比較した結果、環境広告のCMでは表現方法は2009年から変化したものの、技術的には変化がないと考える。 |
講評 | 2016年度に提出された卒業論文を調査種別ごとに分けると、内容分析(新聞記事やテレビ番組など)が3本、アンケート調査またはインタビュー調査あるいは両調査の併用が4本となった。 インタビュー調査は、テーマに即した人を選び、必要な回答を得ることができた。アンケート調査は、質問紙法について事前の確認が少し不足したが、配布数及び回収率は十分なものがあった。内容分析は各々のテーマの着眼点がオリジナル要素に富み、詳細な分析が実施できた。 日程としては、4月から卒業論文のテーマの決定、絞り込みを行ったが、就職活動の解禁が例年より早まったことなどから、春学期はゼミ全体の日程調整は難しかった。夏季休暇中は特に卒業論文が進んだわけではないが、秋学期になり、卒業論文提出までの具体的なスケジュールを組んだところから、各学生の執筆が本格化した。執筆が進むと、具体的な作業内容の検討、調査項目の絞り込み、インタビューの質問内容の検討など、学生と卒業論文について詰めの作業を行うことが多くなった。ゼミ内で事前に読み合わせ日を設けたことによって、学生の調査・執筆にも本腰が入り、完成の目途が立った。スケジューリングの実行と遵守を学生が守れたことが最大の評価点であった。 |
キーワード1 | 環境広告 |
キーワード2 | 映像技法 |
キーワード3 | 分析 |
キーワード4 | 将来性 |
キーワード5 | |
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