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学科 メディア学科
年度 2016
ゼミ名 中谷 聡
タイトル 柔道と空手の新聞報道-朝日新聞と読売新聞の記事分析-
内容 柔道と空手はともに日本固有の武道である。しかし、新聞やテレビにおけるそれぞれの競技の報道量には大きな違いがあるように感じられる。そのため、この2つの武道がどのように報道されているのかを分析した。『朝日新聞』と『読売新聞』の2紙の記事から「柔道」または「空手」を見出しもしくは本文に含んでいる記事を抽出した。対象とする記事は1999年、2000年、2004年、2008年、2012年の5年分で、主にオリンピック開催年を選んだ。データベースで検索した結果、朝日新聞の柔道に関する記事は2,899本、空手に関する記事は403本、読売新聞の柔道に関する記事は3,182本、空手に関する記事は485本の記事が抽出された。これらの記事に関して、掲載月や掲載面、写真または図の有無、内容などを分析した結果、競技人口以上の差が記事件数に表れていること、柔道は空手に比べ選手個人に関する記事や大会の注目選手や宣伝に関する記事が多いことが分かった。空手がオリンピックの競技種目となる2020年、この結果がどう変わるのかが注目される。
講評 2016年度に提出された卒業論文を調査種別ごとに分けると、内容分析(新聞記事やテレビ番組など)が3本、アンケート調査またはインタビュー調査あるいは両調査の併用が4本となった。
インタビュー調査は、テーマに即した人を選び、必要な回答を得ることができた。アンケート調査は、質問紙法について事前の確認が少し不足したが、配布数及び回収率は十分なものがあった。内容分析は各々のテーマの着眼点がオリジナル要素に富み、詳細な分析が実施できた。
日程としては、4月から卒業論文のテーマの決定、絞り込みを行ったが、就職活動の解禁が例年より早まったことなどから、春学期はゼミ全体の日程調整は難しかった。夏季休暇中は特に卒業論文が進んだわけではないが、秋学期になり、卒業論文提出までの具体的なスケジュールを組んだところから、各学生の執筆が本格化した。執筆が進むと、具体的な作業内容の検討、調査項目の絞り込み、インタビューの質問内容の検討など、学生と卒業論文について詰めの作業を行うことが多くなった。ゼミ内で事前に読み合わせ日を設けたことによって、学生の調査・執筆にも本腰が入り、完成の目途が立った。スケジューリングの実行と遵守を学生が守れたことが最大の評価点であった。
キーワード1 柔道
キーワード2 空手
キーワード3 オリンピック
キーワード4 新聞報道
キーワード5  
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