詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 「2.5次元ミュージカル」と「宝塚歌劇」から見る2次元原作の舞台化成功の要素 |
内容 | 近頃、よく話題になる漫画やアニメといった2次元の作品の実写化。中でも、ファンからの満足度が高いことが多いのは舞台化である。このような2次元原作の舞台化はここ数年「2.5次元ミュージカル」と呼ばれるようになった。そして、このような2次元原作の舞台化の先駆けとなったのは宝塚歌劇である。この2.5次元ミュージカルと宝塚歌劇を「演出」と「ファン」の2つの面から比較することで、その成功の要素を探る。わかったこととしては主に、演出の面では2.5次元ミュージカルでは原作が第一であるのに対し、宝塚歌劇は宝塚歌劇という世界観、そこに存在するスターが重視されるということだ。また、ファンの面では様々な違いはあれど、どちらもその世界自体にそこにしかない魅力を感じ、その世界を楽しみたいという思いが共通しているということがわかった。よって、2.5次元ミュージカルでは原作を独自の方法で再現すること、宝塚歌劇では宝塚歌劇という世界観を輝かすこと、で魅力を付与していくことが成功につながると考えられる。 |
講評 | 最近、マンガやアニメをもとにした舞台が話題である。作品をもとにその世界を3次元のミュージカルに展開する。それらは2次元の紙や映像世界をもとにしているため、〃2.5次元ミュージカル〃と呼ばれる。ではそうしたジャンルに現代的な特色はみられないのか。筆者はその対極にあるものとして、宝塚歌劇を取り上げその比較を試みる。結果、2.5次元ミュージカルは原作のイメージを大切にし、他宝塚歌劇は歌劇独自のイメージを大切にているということがわかった。 |
キーワード1 | 2次元 |
キーワード2 | 実写化 |
キーワード3 | 舞台化 |
キーワード4 | 2.5次元 |
キーワード5 | 宝塚歌劇 |
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