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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | スーパーヒーローとアメリカ社会 |
内容 | スーパーヒーロー・コミックスは、1930年後半から今まで80年あまりの歴史を経た。この長い時間の中、輝く時期もあれば、暗い時期もあった。しかし、スーパーヒーロー・コミックスというジャンルは難関にぶつかる度に、それを乗り越え、さらに、映画化という方法を用い、第二の黄金時代に入った。 出版社はできるだけ、読者のニーズに合わせ、気に入られる作品を作るため、ストーリーのテーマを変えても、キャラクターを変えても、似たようなパターンのストーリーの展開をしている。スーパーヒーロー・コミックスは第二次世界大戦中では特定の人物や特定の国を使って、アメリカへの愛国主義を表現した。戦争後では存続が危ぶまれた時期もあったが、実際に存在している都会を舞台にしたり、キャラクターに人間性を取り込んだりして、魅力のある悪役を作ることで、生き残っている。「9・11事件」の影響で、スーパーヒーロー・コミックスの表現は<アメリカの在り方>へと変わった。 |
講評 | アメリカはスーパーヒーローものが大衆文化に根付いている。とりわけ「スーパーマン」や「バットマン」など、コミックから輩出したヒーローが大衆に浸透している。映画にもなって人気が高い。しかし、そうした大衆が支持するヒーローたちは、時代によって大きな変化を見せてきた。とりわけ9.11以降の世相のなかで、従来のキャラクター設定を逸脱するヒーロー像が現れている。筆者はそうした変化を、具体的なヒーローのキャラクター分析を通じて論じる。現地のコミックの画像を引用して説得している点がわかりやすい。 |
キーワード1 | スーパーヒーロー・コミックス |
キーワード2 | 愛国主義 |
キーワード3 | 魅力ある悪役 |
キーワード4 | 9.11事件 |
キーワード5 | アメリカの在り方 |
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