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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 「レスラー」と「ブラック・スワン」の親子関係と芸術に関する考えの比較論 |
内容 | 本稿ではダーレンアロノフスキーによる映画「レスラー」と「ブラック・スワン」を、描かれている親子関係とそれぞれの映画における芸術の役割とそれに対しての考えを比較しながら考察していく。「レスラー」と「ブラック・スワン」は一見ジャンルも違えば描かれている芸術世界(プロレスとバレエ)も違う、全く接点のない作品に見えるが、アロノフスキー監督自身が、実は姉妹作品として制作していることを明かしている。本稿では、親子関係と芸術の役割という二点を共通するテーマとして捉え、何故姉妹作品として成立しているかという理由に迫っていく。また、芸術について描いた作品でありながら、芸術に対する監督自身のリスペクトを疑われる事態にも発展した「ダンスダブル論争」についても触れていく。「ダンスダブル論争」に関しては、アメリカの著名なマスコミをも巻き込んだ論争になったが、なぜそれほどのインパクトを与えたのかについても考察していく。 |
講評 | ダーレン・アロノフスキー監督の映画「レスラー」と「ブラック・スワン」は、もともとはひとつの作品に統合される物語であったという。それがふたつの映画に分けて作品化された。そのため、ふたつの作品には共通したモティーフやテーマがかいま見られる。片やプロレス、片やバレエという興行や芸術をとりあげながら、ともに展開される親子関係の複雑さは共通する。筆者は両作品を詳細に分析し、本来は通底しあっていたテーマや素材をていねいに解きあかしている。親子愛という日常生活に身近なテーマと、芸術という抽象的なテーマとが、違和感なく混在し作品化されているありさまを、筆者のするどい感覚により分析されている。 |
キーワード1 | レスラー |
キーワード2 | ブラック・スワン |
キーワード3 | 親子関係 |
キーワード4 | ダンス・ダブル論争 |
キーワード5 | ダーレン・アロノフスキー |
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