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学科 産業関係学科
年度 2008
ゼミ名 阿形 健司
タイトル 労働生産性の低いサービス業~宿泊・外食業に見る顧客サービス~
内容  サービス業とは人と人とのコミュニケーションが不可欠でホスピタリティを重視する産業である。よって従業員人員の削減や労働時間の削減による合理化は時に、企業にとって命取りとなる場合がある。サービス業の労働生産性を上げることを国際競争で生き残るための喫緊の課題としている政府の方針は、経営者視点の考えでは良いかもしれない。しかし、従業員や顧客にとってはどうだろうか。
 本論文では、サービス業とは労働生産性という指標だけでは測ることのできない産業だということについて説明し、サービス業の労働生産性を上げることを重視している政府の方針が一辺倒なのではないかという事を述べていく。そのためにサービス業の中の旅館業と外食業の二つの事例を出し、サービス業がもともと兼ね備える特徴やその特徴のなかでも日本のサービス業が持つサービスの質の高さについて言及する。そして、そのサービスの質が労働生産性向上には直接結びつかないものだから、なかなか労働生産性は向上しないのではということを明らかにしていく。
講評 昨年度に比べて一次資料を集める努力をした人が多いことは評価できる。文献研究の場合も、丹念に資料収集した論文は優れている。テーマ探索と資料収集をどれだけ丁寧に行ったかが、できあがりに反映している。
キーワード1 ホスピタリティ
キーワード2 合理化
キーワード3 顧客満足
キーワード4  
キーワード5  
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