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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | なぜディズニーは現代を描くのか |
内容 | 本論では、古典やファンタジーで絶対的な地位を築いてきたディズニー社がそれらと一見相反する現代作品に挑戦する背景を、「魔法にかけられて」(Enchanted)(2007年公開)と「ズートピア」(Zootopia)(2016年公開)の2作品を取り上げ論証する。 「魔法にかけられて」は、おとぎの国のプリンセスが現代NYに迷い込むアニメーションと実写が融合したミュージカル映画。ディズニーの伝統的価値観が通用しないNYを舞台とすることで、ジェンダーなどにおける新しい価値観の提示が試みられた。「ズートピア」は、偏見や欺瞞が渦巻く大都会ズートピアで警察官の主人公が奮闘するバディもの。我々が暮らす現代の生き写しであるズートピアを舞台とすることで、作品のメッセージがより強く観客の心に響く形となっている。 いずれの作品も、現代というこれまでにない舞台設定を通じて過去のディズニー作品とは一線を画すメッセージを伝えようという意図が見られた。 |
講評 | ディズニー・プロ制作の映画やアニメーションは、全世界の人々に親しまれてきた。とりわけアニメーションは、その原作である名作童話とともに親しまれている。しかし、現在に至る作品を通覧してみると、ひとつの大きな変化がみられる。具体的には、「ズートピア」と「魔法にかけられて」を取り上げて、それらの作品にみられる現代社会とのつながりを考察している。観客と地続きの世界を描く傾向が明瞭だという。具体的な映像分析となっているところがよい。 |
キーワード1 | ファンタジー |
キーワード2 | ズートピア |
キーワード3 | 魔法にかけられて |
キーワード4 | ミュージカル映画 |
キーワード5 | 伝統的価値観 |
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