| 詳細 | |
|---|---|
| 学科 | 産業関係学科 |
| 年度 | 2016 |
| ゼミ名 | 寺井 基博 |
| タイトル | 日本の就職活動と今後の在り方 |
| 内容 | 本論文は、私が就職活動で疑問に感じたことに対する答えを産業関係学という視点から導き出したものである。私は就職活動を通じて企業はどのような基準で学生を採用しているのかという疑問を抱き、日本の就職活動の特殊性とその現状、今後の在り方について論じた。まず、日本の就職活動事情について新卒一括採用、新卒労働者の採用基準、就職活動の特殊性について論じた。新卒一括採用には大学を卒業しても就職先が決まらず路頭に迷う学生が少ないというメリットがある。しかし、私は自身の経験から新卒一括採用にメリットを感じなかった。そこで、企業の採用基準が曖昧なものになっていることを知った。それが起こる原因は採用基準の拡張と採用基準の境界変動である。それを踏まえて日本の就職活動の特殊性を５つ挙げた。日本の就職活動が特殊な理由には日本的雇用システムがある。それについて労使関係論の視点と日本とアメリカの人事制度の比較を用いて論じた。それらを理解したところで就職活動は学生だけではなく大学や企業も疲弊させてしまうのが今の日本の就職活動の実態ということがわかった。この実態を踏まえて今後就職活動に臨む学生が増えることを願いたい。 |
| 講評 | 本論文は、就職活動について筆者が抱いた疑問に対して、文献レビューを通して自ら答えを模索した論考である。日本の労使関係の特徴を整理して、それら特徴と自らの経験をもとに就職活動の実態を理解したいという熱意がよく伝わってくる。 |
| キーワード１ | 就職活動 |
| キーワード２ | 新卒一括採用 |
| キーワード３ | 労使関係論 |
| キーワード４ | |
| キーワード５ | |
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