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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 寺井 基博 |
タイトル | 英国のロックミュージシャンと階級 |
内容 | 英国には古くからある文化として階級制度というものがある。階級により英国人は受けている教育の質、アクセント、職業、貧富の差、その他あらゆるものが異なる。そして。その性質は子供にも受け継がれることが多く、階級が大きく変動することはない。階級制度は英国のあらゆる事象に関わっており、それは英国の ロックミュージシャンも例外ではない。彼らの間にしばしば起こる闘争は、実は音楽的対立ではなく、階級的対立である。つまるところ、英国人は自分とは違う階級の人間を常に意識し、それに対して闘争心を持っている。その闘争心を代弁 してくれるアーティストに階級的対立の闘争を見出すのである。それぞれの階級ごとにその階級に属することでしか感じえない不満や、他の階級への闘争心がある。それは英国人すべての心の中に存在するといっても過言ではない。英国のロックミュージシャンは自身の作る音楽の前に自身が生まれ持っている階級にとら われている。 |
講評 | 本論文は英国におけるロックと階級との関係性についての論考であり、作詞者の社会的階級と詞がいかなる関係性をもつかが考察されている。筆者の音楽への関心の深さが感じられ、階級社会を音楽活動を通してみた点が興味深い。 |
キーワード1 | 英国 |
キーワード2 | 階級制度 |
キーワード3 | ロックミュージシャン |
キーワード4 | 知性 |
キーワード5 | 不満 |
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