詳細 | |
---|---|
学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 寺井 基博 |
タイトル | NFLからみるスポーツビジネス |
内容 | スポーツビジネスは収益性を確保しつつ公共性を担保しなければならないという点で一般的なビジネスとは異なる。収益を上げるためには商品となる「魅力的な試合」を観客に提供しなければならず、その生産方法はリーグによって異なる。リーグの形態としてはリーグ集権型とクラブ個人主義型の二つに大別でき、前者はリーグがありとあらゆることを管理し、計画的に白熱した試合を提供しようというもので、リバニューシェアリング制度やウェーバー制ドラフト制度、サラリーキャップ制度を導入し、リーグのコミッショナーが大きな権限を持っているという特徴がある。その一方で、後者は自由な競争こそがチームのレベルの向上につながり、それが魅力的な試合の生産につながるというもので、各チームがそれぞれ自チームの強化に向けて活動するためリーグの持つ権限は比較的限定されたものになる。スポーツビジネスで最も成功していると言われるNFLは前者に属しており、実際に観客が求める試合を提供することはできているが、チームや選手をルールで縛り付けているという点は問題となっている。 |
講評 | 本論文は、スポーツビジネスの特殊性とそれに伴う課題を取り扱った論考であり、アメリカンフットボールを例として具体的に検討されている。筆者がこれまでに最も心血を注いだであろうアメリカンフットボールを考察することによって、4年間の勉学を締め括ることができたのは喜ばしいことである。 |
キーワード1 | 公共性 |
キーワード2 | 収益性 |
キーワード3 | リーグ集権型 |
キーワード4 | クラブ個人主義型 |
キーワード5 | |
戻 る |