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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 寺井 基博 |
タイトル | ジョブローテーションの観点から見る日本とアメリカの人事制度比較 |
内容 | 本論文は、ジョブローテーションという観点から日米の人事制度を比較する。諸外国ではこのジョブローテーションといった制度はなく、日本の人事制度の大きな特徴の一つであると言える。これがどのようにして生まれたのかという日本の人事制度の歴史を紐解く中で、アメリカがかつてジョブローテーションなどの日本的な雇用慣行の導入を目指したが失敗していたことから、アメリカと日本の間にあるルールの違いやそのルールがどのように形成されたかに着目し、アメリカが何に躓き何に苦労し、最終的に失敗したのかを記述した。最後に、自国の人事制度を精査することなく、他国の人事制度の良いところばかりに目を奪われてしまうことへの批判と、自立姿勢をもってその国にとってどんな制度が適しているのか考えることの必要性を歴史事実から論じている。 |
講評 | 本論文は、「ジョブローテーションはスペシャリストの育成を阻み、人事を弱体化させる結果となる」というアメリカ人コンサルタントの批判を起点として、日本とアメリカの労使関係制度の違いに軸足を置いて考察された論考である。地道な文献レビューの積み重ねが光る力作である。 |
キーワード1 | ジョブローテーション |
キーワード2 | テーラーリズム |
キーワード3 | 査定 |
キーワード4 | 仕事論 |
キーワード5 | |
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