詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 嘉納治五郎の柔道から見る教育思想 |
内容 | 嘉納治五郎と聞いて、一番初めに思い浮かぶことは、柔道の創始者という一面が、一番イメージとしてあると思う。そんな中で、嘉納治五郎という人物は、教育者としての一面と、「日本体育の父」と言われる一面が調べていくうちにあることが分かった。論文の中で、柔道家として、嘉納がどのようにして柔道を創始したのかはもちろん見ていき、教育者として嘉納が行ってきた業績が多数ある中で、私塾である嘉納塾、東京高等師範学校校長の時に、どういった改革を施してきたのか、嘉納が師範教育に力を入れていたことから、師範教育についての三つを論じていく。体育の父としての嘉納は、嘉納の体育観についてのこと、体育科の創設に関して、IOC委員として嘉納が残した業績の三つを取り上げることとする。この三つの観点から嘉納治五郎という人物がどのように考え、柔道を創始したのか。また、教育において嘉納の柔道の精神がどう活かされていったのか論じていく。 |
講評 | 本年は卒業研究が1本と卒業論文が17本の計18本の提出があった。ゼミの半数近くが体育会で、特に1月2日まで現役で試合をしたラグビー部に所属する学生が4人とマネージャー1人の5人もいたことから、卒論に専念すべき時期と、大学選手権の試合の時期が重なり、学生も大変だっただろうし、指導する私も戦闘状態でした。日本教育文化史のゼミでは文献史料の読解が不可欠で、先行研究の書物を読むことと併せて、かなりの負担があったと思いますが、私が要求する最低限の内容は全員クリアーしていました。部活動やアルバイトや就職活動で、指導の時間がまちまちとなり、長い時には6時間ほど座り続けてかなり老体に堪えました。しかし、論文指導を通して、はじめてゼミ生の考え方などに触れることが出来、相互理解が深まったように思われる。 |
キーワード1 | 柔道 |
キーワード2 | 師範教育 |
キーワード3 | 体育 |
キーワード4 | 自他共栄 |
キーワード5 | 精力善用 |
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