| 詳細 | |
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| 学科 | 教育文化学科 |
| 年度 | 2016 |
| ゼミ名 | 山田 礼子 |
| タイトル | 進路選択におけるオープンキャンパスの意義 |
| 内容 | オープンキャンパスへの参加が一般化した現在において、オープンキャンパス自体のイベント化が危惧されるなど、その存在を疑問視する意見が存在する。本稿は、そのような背景を踏まえ、オープンキャンパスの内容が形骸化してしまっているのではないかという問題意識を設定した。 オープンキャンパスが進路選択においてどう捉えられているかを調べるため、大学1、2回生を対象にインタビュー調査を実施した。その結果、オープンキャンパスはあくまで情報を発信する情報源ではなく、情報を確認する場であることや来場者には能動的姿勢が求められること等を確かめることができた。その一方で、特に問題視されるのが、オープンキャンパスが提供する情報と来場者が得たと感じる情報のギャップが生じている点であろう。この問題の原因としては、多様化する来場者に現在のオープンキャンパスが対応しきれていないことが挙げられる。入試形態による違いもある中、来場者全体の効用を上げるためには既存の枠組みにとらわれない取り組みが必要となる。 |
| 講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が12名、10000字が1名の計13名であった。今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできた。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを今年は比較的スムーズに積み重ねることができたように思う。ぜひ、来年度の4回生に今年の経験を伝え、踏襲できるようにシステムを構築してほしい。 |
| キーワード１ | 進路選択 |
| キーワード２ | オープンキャンパス |
| キーワード３ | AO・推薦入試 |
| キーワード４ | 能動性・主体性 |
| キーワード５ | ユニバーサル化 |
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