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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 現在のLGBTの当事者を取り巻く問題に対する制度・対策の提案-日本在住の当事者の声をもとに海外の制度・対策から導き出す- |
内容 | 昨年、日本で初となる同性婚を認めるパートナーシップ条例が渋谷区において施行され、同性カップルにパートナーシップ証明書が発行された。戸籍変更には条件を有したり、専門医がいる病院が少なかったりする。また、外出先でも自認する性のトイレの使用ができない状況がある。こうした問題があるにもかかわらず、まだまだLGBTのことも同性婚のことも日本においては知れ渡っていないのが現状である。 それに対し、北欧、西欧では2000年前半に同性婚を認められている国が多く、様々な制度・対策がなされている。 そこで、海外の制度・対策をもとに日本において、どのような制度・対策が必要とされるのかを考察している。1つ例を挙げるとすれば、男女別に分かれているトイレを仮設トイレの様に1つずつにし、各トイレにゴミ箱も設置し、個別化を目指すなどである。 |
講評 | 日本のLGBTが抱える様々な問題に焦点をあて、当事者にとって必要な制度や対策について考察した。アメリカ、カナダ、スウェーデンとの意識調査と制度政策の比較を通して日本の課題を明らかにした。先行研究の調査データを紹介できたことで具体的な内容を取り入れることができた。同性パートナーを受け入れることや、多様な性を意識した医療、教育現場の配慮などについて紹介した。日本のLGBTに対する理解を促進する方法などについて考察し、理解が浸透すれば、当事者がカミングアウトでき、当事者にとって生きやすい社会になることを印象づける論文であった。 |
キーワード1 | LGBT |
キーワード2 | 性別違和 |
キーワード3 | 戸籍変更 |
キーワード4 | パートナーシップ条例 |
キーワード5 | |
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