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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 児童養護施設での暮らしと現状 ~里親制度伸展に向けて~ |
内容 | 私は児童養護施設で実習をして、施設で暮らす子どもたちや働いている職員さんの現状を目の当たりにした。8人の子どもたちを1人の職員さんが対応している状況や、施設での集団生活によってストレスを抱えている子どもたちを見て、施設環境の問題について追求したいと考えた。 児童養護施設の現状として、職員の不足、子どもと愛着関係を築くことが困難な状況などが問題視されており、厚生労働省が定める施設の運営方針に沿って子どもたちを支援する環境が十分整っているとは言い難い。また施設で暮らす子どもたちの悩みについても研究し、どうしたら社会的養護の子どもたちがより適切な環境で1人1人が考慮されながら養育されることができるのかを追求するため、1人ひとりの個人的ケアに対応するのに有効な制度であると考える里親制度について焦点を当てる。中でも、里親制度が整備されている香港・アメリカの社会養護支援制度と日本の支援制度の違いを比較し、今後の日本の社会的養護の子ども達への支援の在り方について論じる。 |
講評 | 児童養護施設での実習を通して実感した問題を出発点とし、日本の里親制度の普及への期待を示した。まず養護施設の現状と課題を明らかにし、それに変わる社会的養護について考察した。海外での社会的養護の事例を紹介し、日本の里親制度が浸透しない理由などを検討した。里親制度に力を入れている福岡の具体的な事例を紹介し、里親制度の発展への願いを強く感じさせる説得力のある論文を書き上げた。 |
キーワード1 | 社会的養護 |
キーワード2 | 児童養護施設 |
キーワード3 | 施設環境 |
キーワード4 | 養子縁組 |
キーワード5 | 里親制度 |
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