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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 高齢者を支える地域作り‐自殺予防の観点から‐ |
内容 | 内閣府の統計によると、平成27年度の自殺者の総数は24、025人であり、前年度に比べて5。5%減少した。しかし、この減少が続かない可能性も十分ある。高齢化が進行する日本にあって、様々なリスクを抱えているからだ。自殺者の約4割は高齢者となっており、国だけでなく地域社会で協力して高齢者を支援していく必要がある。退職後の高齢者は職場を持たない分、より地域との結びつきが重要になる。 そこで、この論文では高齢者と、地域に焦点を絞る。高齢者が自殺を考えることのないような地域を作っていくために何ができるのか、うつ病への対策や高齢者支援や自殺予防に関して成果を上げている地域の実例などを紹介しながら考える。高齢者が暮らしやすい地域を作るために、うつ病等への正しい理解や諸機関の連携の重要性、1人1人の心掛けなどについて言及する。 |
講評 | この論文は高齢者と自殺の問題について考察した。自殺に追い込む要因として高齢者の困窮とうつ病を取り上げた。現状を明らかにするために最近の統計を使用し、自殺予防に取り組む地域の事例を紹介し、地域として出来ることと、一人一人ができることを提案した。高齢者が自殺したいと思わないような、もっと優しい社会をつくるために、私たち一人一人の問題として捉えることが大切であることを印象づけるような、心に響く論文であった。 |
キーワード1 | 高齢者 |
キーワード2 | 自殺予防 |
キーワード3 | うつ病 |
キーワード4 | 地域福祉 |
キーワード5 | |
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