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学科 社会学科
年度 2016
ゼミ名 森川 眞規雄
タイトル 中国の地域さべつ-河南人のスティグマ-
内容 河南人は通常河南省出身の人を指し、ただし、今日にその意味が異なる地域概念から社会文化のほうに拡大されてきた。本稿では、もともと地域の行政区画でわけられた郡体の概念が、なぜスティグマの対象になったのか、すなわち、意味拡大の過程を研究する。河南省は歴史上、中国の経済と政治の中心であったと同時に、後の人口爆発と資源制約のリスクを招いた。生産力の発展と生産方式の変革によって、経済中心は徐々に中原地域から東部の沿岸部に移った。戦争や自然災害なども資源の制約をより顕在化し、大規模な人口移動が生じ、スティグマの出現に可能性を提供した。河南人のスティグマはまず移動による接触、そして偏見とステレオタイプ化され、差別やスティグマの伝播までという構築された過程の中に次第に拡散された。この中に、人口移動による現実的な利害衝突だけでなく、他者の補填行為という要素も含んでいる。同時に、マスメディアが作った河南人に関する疑似環境とスティグマに反対する声が少ないのも河南人のスティグマがますます深刻化になる重要な原因である。
講評 中国における河南人差別についてスティグマという概念を鍵に考察している。差別のあり方をスティグマという概念を鍵に考察している。差別のありかたをスティグマ化のプロセスとして緻密に論じており、好感のもてる論文となっている。
キーワード1 中国
キーワード2 地域差別
キーワード3 スティグマ
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