詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 森川 眞規雄 |
タイトル | 現代社会における刺青の意味-インタビューを通して- |
内容 | 20世紀後半以降ヘアカラーやピアスといった身体加工はそれ以前では受け入れなかったが、日本人に受け入れられるようになった。親からもらった身体に傷つけてはいけないという儒教の考えが薄まり、身体加工の許容度は高まったのだ。しかし、刺青に対する社会の視線は依然として厳しいままである。現代社会において刺青を身体に入れることは社会的制約による不便や偏見を生む。さらに、刺青は一度身体に入れたら元に戻すことができないという不可逆性をもつにも関わらず、刺青を入れようとする人が後を絶たない。一体刺青にはどのような意味合いがあるのだろうか。それを明らかにすべく、刺青を入れている8名にインタビュー調査を行った。そしてインタビュー調査から得られたデータを自己アイデンティティ、伝統的刺青との比較、調査結果の比較、という3つの項目から分析・考察を行った。その結果、刺青を身体に入れるという行為は他の身体加工と同様に自己アイデンティティを構築するものであったという事が明らかになった。 |
講評 | 刺青という身体加工について考察したものである。文献とインタビューを通じて刺青が当事者について持つ意味を探っている。比較的特殊性の強いテーマだが、緻密な分析を加えており、説得力ある論文となっている。 |
キーワード1 | 刺青 |
キーワード2 | 現代社会 |
キーワード3 | 自己アイデンティティ |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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