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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 森川 眞規雄 |
タイトル | 景観と人々を結ぶものとは |
内容 | ふつう物質的に語られる景観だが、グローバル化による社会の変容にともなって景観の内実も大きく変化してきている。人の流通が激しくなり、それまで地元の人しか知らなかった場所が突然観光地として賑わいを見せるようになる。しかしそうした場所は、地元の人々が何らかの意味を植え付けてきた空間であることが多い。そうした住民たちのまなざしが反映された内的空間は、時として政治的経済的合理性を追求する行政や民間企業、研究者たちによる外的景観と葛藤や摩擦を起こすことになる。そうして語られてきた「競合」の図式が最近変化を見せ始めている。内側でも外側でもない第三者の登場や、内と外の両者による接近といった動きが今世紀に入ってから注目されつつある。本論文では景観人類学という比較的新しい研究分野の視座を利用し、京都と中国梅州市という全く異なる土地での事例を比較検討することで、景観人類学の可能性とまちづくりにおける新しい人々の動きについて考察していく。 |
講評 | 景観人類学の立場から景観について考察している。京都と中国梅州市の事例を使用し、景観形成のあり方を提示している。少ない先行研究に依存しすぎ、また議論が飛躍するところがみられるが、考察態度が真摯であり、卒業論文としてはある程度の水準にあるといえる。 |
キーワード1 | 景観人類学 |
キーワード2 | 競合 |
キーワード3 | 相律 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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