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学科 社会福祉学科
年度 2016
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 高齢者の尊厳
内容 現代の日本においての高齢化率は、平成28年度26。7%(平成28年度高齢社会白書)となっている。これは、4人に1人以上が65歳以上を占めているということになる。よって、私たちは高齢者介護について考えていかなければならない。一人暮らし高齢者や高齢者夫婦のみの世帯、認知高齢者の数が年々増えている。そのような現状の日本で高齢者介護を行っていく上で、高齢者の人権や意思を尊重できているのだろうか。気付かないままに尊厳を傷つけていないだろうか。また、私たちは認知症高齢者に間違った認識をしていないだろうか。このようなことを考察していき、海外の高齢者ケアも参考にしながら、高齢者への理想的なケアについて、準虐待、BPSD、デンマークのケアの考え方などを含めて考えを進めた。
講評 春学期クラスには姿を見せず、秋に急に現れて、「卒業論文を仕上げたい!」という強い希望が宣言されました。「高齢者の尊厳」がテーマで、それは要介護のお祖母さんにもっといい環境を提供できないか、との問題意識からと初めて聞く話に、心打たれたものの、完成には半信半疑。卒論作成には大きな出遅れがあり、それをどう詰めて行くか、スリリングな過程でもありました。でも強い希望表明の後は、資料の探索、書き進めた現行の添付、遠い自宅から個人指導に駆けつける、ということが着実になされ、本人も少し驚きながら、卒論が形を現していきました。認知症の「BPSD」や「準虐待」の新しい概念を、論文に遡りきちんと把握して、直ちに卒論の流れに活かしてゆきました。デンマークの高齢者ケアの三原則も調べて、高齢者の尊厳を守ることが実際どのように実行できるのかについて新しい境地に立って卒論を締めくくることができました。
キーワード1 高齢者虐待
キーワード2 BPSD
キーワード3 個室・ユニットケア
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