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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 山田 裕子 |
タイトル | 沖縄県・離島から考える高齢者福祉と生きがい |
内容 | 日本国内で唯一、県自体が離島である沖縄県。美しい海に囲まれ、異彩を放ち、独自の伝統文化や精神は世界中の人々を魅了している。リゾート地としてのイメージが根強い沖縄の美しい土地の拝啓には、環境上の様々な問題を抱えていた。交通手段や人口の都市集中化、そして高齢化。 本論文は、離島という立地のデメリットが社会福祉、その中でも現在日本が抱えている問題の1つである高齢化に大きく関係し、離島在住の地域高齢者が感じている“生きづらさ”と地域高齢者の“生きがい”とは何かについて研究・考察した。 |
講評 | 沖縄を離島として捉え、その中の多くの離島の高齢者福祉をテーマにする事は、ユニークではあっても、文献も少なく、どう進めるのか、一番心配でした。しかし、沖縄の地理、人口動態の説明から入り、その美しい豊かな自然にも関わらず、地理的、資源的な困難に加えて、米軍基地の負荷を被る現実を、沖縄に住む人々の境遇として提示しました。それは数年にわたり沖縄に何度も逗留し、そこに住む人々との交流を経験した成果でしょう。介護が必要となると遠く離れた別の島の施設に移らざるを得ない高齢者に、故郷の島を訪れる機会を提供する「ふるさと訪問」事業の研究論文との出会いは、この卒論に血肉を通わせました。「二度と島には帰れない」と思っていた高齢者が、帰郷できた喜びを伝える資料は、卒論制作にあたって沖縄の人の境遇を「自分に置き換えて考える」との決意があったからこそ発見できたものだと思います。 |
キーワード1 | 沖縄・離島 |
キーワード2 | 離島問題 |
キーワード3 | 高齢者福祉 |
キーワード4 | ふるさと訪問 |
キーワード5 | |
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