詳細 | |
---|---|
学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 山田 裕子 |
タイトル | 子どもの貧困-貧困の連鎖を断ち切るには- |
内容 | 現在日本では、子どもの貧困が拡大しており、平成24年における子どもの貧困率は、16。3%と報告されている。中でも母子家庭の貧困率は国際的に見ても極めて高い。子どもと親の双方への支援を考察していくことで子どもの貧困率減少へ近づけたい。そこで本論文では、まず日本の子どもの貧困の現状を取り上げる。豊かな国であるはずの日本で、貧困が広がっている実態を明らかにする。第二章では、貧困が子どもに与える影響を取り上げ、貧困問題がどれだけ子どもに悪影響を及ぼすものなのかを考察する。第三章では、子どもの貧困を減少させるために日本で取り組まれている「学習支援」と「子ども食堂」について述べ、それぞれの役割を考える。第四章では、子どもの貧困率を減少することに成功したイギリスでの取り組みを取り上げる。第五章で、貧困の連鎖を食い止めるにはこれからどのような制度が必要なのか論じたい。 |
講評 | 子どもの貧困の原因を探り、その原因が子どもに与える悪影響を統計や研究データから割り出して、解明していきました。また、子どもの貧困の連鎖を防ぐ支援役割を果たすプログラムに足を運び、参与観察とインタビューをさせて貰いました。イギリスの子ども支援から子どもの貧困に陥らない政策を学び、日本に応用できる方策を求めました。11月に最初に提出したときから卒業論文として、目的も明確で、字数もほぼ満たしていました。ゼミ全体の橋頭堡として、私の精神安定剤的な役割を果たして貰いました。個人指導の度に、注意をした箇所は、その日のうちに書きなおしてメールで送ってくる、その素早さと正確さには、舌を巻きました。子どもの貧困は、母子自立支援施設に実習に行った時からのテーマでしたので、まさに初志貫徹、確固としてゆるぎのない探求が卒論に実を結びました。 |
キーワード1 | 子どもの貧困 |
キーワード2 | ひとり親 |
キーワード3 | 貧困の連鎖 |
キーワード4 | 学習支援 |
キーワード5 | |
戻 る |