詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 大学生アスリートにおける中高顧問教師の影響 |
内容 | 運動部活動は、学校教育活動の一環として中学校および高等学校で行われている。中には中学校から大学まで一貫して運動部活動を続ける者もいるが、そのほとんどが「現在の活動に中高顧問教師の影響が残る」と回答する。そこで、環境が大きく変化してもなお、過去の顧問教師の影響が強いのはなぜかを明らかにするためにインタビュー調査を行った。結果、顧問教師の権力性に密な関連があることが推察された。強豪高校で、独裁的な指導を受けた生徒ほど、大学においても当時の影響が強く残ると回答した。これは、技術的なことがらから日常生活におよぶことがらまで、細かく丁寧に何度も教えられていることが原因に挙げられる。また、顧問教師の影響だけにとどまらず、生徒自身が発達過程において、中学時代から大学時代にかけて、様々な価値観と出会い、それを受け入れられるようになることも深く影響していると考えられる。 |
講評 | 大学生の女子長距離ランナーへの指導者の影響を、強豪校と非強豪校との違いに注目して検討した。インタビューの事例は興味深いが、影響がどこに出ているのか、特にどういう環境が競技力を上げるのかという点が明確でなかったのは残念である。前半の議論がもう少し後半のインタビューの枠組みに活かされれば、さらに洗練された論文になる。 |
キーワード1 | 顧問教師 |
キーワード2 | 権力 |
キーワード3 | 発達 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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