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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 日本における男女共学化の展開要因と別学の魅力―私立高校に着目して― |
内容 | 近年、日本において男女共学化の活発化により別学の学校は姿を消しつつある。「別学という選択肢」を残すため、本研究では日本において男女共学化を推進する要因は何であったのか、及び別学には魅力は存在しないのか、というリサーチクエスチョンをたてた。 本稿では中部・近畿・四国・中国地方の4つの地方で現在開校中である私立高校について、共学の学校と別学のまま続いている学校の基本的な特徴(設立年や偏差値等)の違いをまとめ比較した後、そこから得られる傾向をもとに分析を行った。その結果、共学化の要因は男女共同参画社会の実現による男女共学化の推進、少子化の影響、経済不況の影響、男女共学を卒業した親が増加していることなどが影響しており、男子校の魅力の1つは中高一貫教育による学力の向上を重視していることで、女子校の魅力の1つは総合学園が多く人間教育を重視していることであるなど、一定程度の見解が得られた。 |
講評 | 西日本の私立学校のデータを丹念に集め、堅実な分析に基づいて、男子校・女子校・共学校の特徴を明らかにしたことは評価できる。今回は、中部以西の学校に限られたが、戦後の発足時点で条件の異なる東日本の学校を加えて、西日本との違いがわかれば、さらに深い考察ができた。 |
キーワード1 | 共学化 |
キーワード2 | 別学 |
キーワード3 | 私立高校 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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