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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 集団が暴走するときとは ―大学生の飲酒をもとに― |
内容 | 私たちは日々の生活の中で、様々な集団に属しながら生活をしている。そうした中で、筆者も含め、多くの若者たちは何か集団での行動を決定する際、その場の「ノリ」をとても重要視していると感じる。そして、飲み会という場においてはそれが顕著に現れ、それが若者の問題飲酒である「イッキ飲み」などにつながっていると筆者は考える。時に集団の行動をエスカレートさせ、暴走を招きうる「空気」について明らかにするため、本稿では「飲み会」という場における「空気」と、大学生の持つ意識について考える。まず第2章では、集団になると人はどういった意識を持ち、行動するのかについての先行研究を見ている。第3章では、お酒が持つ効果と、それによって支えられている日本の飲酒文化について見ている。第4章では、今回の調査対象である大学生の飲酒実態を見ている。第5章ではここまでに見てきた内容を、日本人の持つ文化的側面からと現代の若者の特徴という側面から見ている。そして、以上から得られた知見を第6章ではまとめている。 |
講評 | 大学生の飲み会の「ノリ」「空気」を対象として、飲み会の集団が「暴走」する要因を、集団心理の研究を援用しながら明らかにしようとした。興味深い考察ではあるものの、「ノリ」「空気」が非常に捉えにくい概念であることもあって、そこへのこだわりにより事象の分析が明確にならなかったのではないか。 |
キーワード1 | 空気 |
キーワード2 | 飲み会 |
キーワード3 | 集団心理 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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