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学科 社会学科
年度 2016
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル 現代の親子関係と社会現象の関連性:デジタル化に伴う「友達親子」の増加
内容 現代のどのような社会現象が思春期の子供へ影響を与えているのかを調べ、現代の親子関係について言及した。以前は都市化に伴う核家族化が問題視されていた。核家族化・都市化により、家族のつながりは疎遠になっていったように考えられがちだが、実際は疎遠にならないよう家族のために時間を大切に使うといった流れが生まれていたことが明らかになった。近年ではむしろデジタル化に伴う「友達親子」のような過度の親密化が問題となっている。友達親子の関係性は、「親子の共依存」とも言え、仲の良い親子と依存し合っている親子は全く別物だが、その差は分かりにくく非常に自覚を持ちにくい関係でもあるのだ。そこで、アンケート調査のデータを分析し、デジタル化と「友達親子」の関係性について調べた。デジタルメディアは親子の関係に大きな影響を及ぼすツールになる。アンケート調査の結果から、ソーシャルメディアでの子どもとの交流は「友達親子化」を促進させる一方で、親としての権威はますます薄れてしまうと考えた。
講評 親子関係が過度に親密化している現象に注目し、その原因をソーシャルメディアの発達に求め、それを実証した佳作である。
キーワード1 親子関係
キーワード2 デジタル化
キーワード3 友達親子
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