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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 京都の常在観光:京町家とまちづくりの視点から |
内容 | 近年、インバウンドという言葉を良く耳にする。それに加え、2020年には東京オリンピックの開催も控えていることから、日本各地で観光に力を入れた取り組みが行われている。しかし、訪日外国人観光客のための多言語対応やインフラ整備など、インバウンド文脈に囚われたものが目立ち、“全ての人が楽しめる魅力的なコンテンツ”の構築といった根本的な部分は手を加えず、既存の観光資源のみに頼っているように感じる。バブル崩壊後、団体旅行から個人旅行が中心になった。同時に、如何にその地域を体験するかといったホンモノ志向が強まってきた。つまり、これまでの受け身の観光スタイルのままであれば、先行きは暗いだろう。その地域の方言を耳にすることや、地域特有の食を満喫すること、ローカル線に乗り、地元の方々と触れ合うなど、楽しみ方は多様であり、そういった地域にとって当たり前に存在する固有の文化を発信していくことが、魅力的なコンテンツになりうるのではないだろうか。そこで、本稿は観光都市として名高い京都に常在する固有文化・京町家に着目し、これをどのように発信していけば、新しい観光につながるのかをテーマに、町家文化人方のインタビューから得たデータを元に書き上げたものである。 |
講評 | 京都の観光資源の一つとして町家に注目し、フィールドワークをおこなった力作である。町家のベースにある地域の文化にまで考察を深め、それを観光の充実につなげたところも良かったと思う。 |
キーワード1 | 京町家 |
キーワード2 | 固有文化 |
キーワード3 | 観光 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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